挨拶

  医学の進歩は目覚ましいものがあります、特に痛みは、筋肉や関節のような末梢レベルの問題から、ヘルニアのような脊髄レベルの問題、さらには脳の過敏化することで痛みが増強する脳レベルの問題まで、様々な原因があることが明らかになっています。また、治療だけでなく、痛みに関する脳内コンディショニングや生活習慣の改善など、家庭での予防・治療・チューニングが大切になります。そのため、臨床の現場では、痛みのレベルに応じた治療やセルフケアが求められていますが、統合医療の従事者には痛みの系統的な教育が行われていないため、臨床現場でも戸惑いがあるのも事実です。
  そこで、 患者さんが安心して痛み治療の選択肢に統合医療を取り入れてもらえるように、統合医療の従事者の痛みに関する知識レベルを向上させるために国際疼痛学会(ファイザー製薬)の研究費を得て作成されたのが本サイト(Integrative Medicine for Pain Management:IMPM)です。

  本サイトで痛みに関する基本知識、診察・治療に関する知識、家庭でのセルフケアなど、最新情報を交えながら、いつでもわかりやすく学習できることを目指すとともに、慢性疼痛患者の皆さんが全国どこでも安心して一定レベルの痛みの統合医療を受けてもらえることを目指しています。
  是非、臨床や教育にお役立てください。

IMPM代表: 伊藤和憲(明治国際医療大学)

*本研究プロジェクトは、国際疼痛学会(ファイザー製薬)の資金提供を受けて作成しております。
Fulfillment of pain management and education for integrative medical professionals
Meiji University of Integrative Medicine